シルクハットぞくは よなかの いちじに やってくる

シルクハットぞくは　よなかのいちじにやってくる

作　おくはらゆめ
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シルクハットとは正統派で紳士的なイメージがするけど、族とは怪しげな、それも夜中の1時にやってくるとは、益々怪しくて、シルクハットぞくは何者かしらと興味が湧いた。

私もシルクハットぞくになりたいと思ったが、なかなか難しい。
職場でも「〇〇しておきました」と、つい言ってしまう。

ある日、シルクハットぞくの仲間入りができるチャンスがきた。
職場で、誰のかわからない食べ終わったお弁当箱が休憩室の洗い場に置いてあった。
「きっと、忙しくて、洗う時間もなかったんだ。こっそり、気づかれないよう洗わせてもらおう。」と、私もシルクハットを被り、すっと立ち、シルクハットぞくになれる喜びも感じた。

その時、休憩室のドアが開き、
「わぁ、洗ってくれて、ありがとう。」と、お弁当箱の持ち主が入ってきた。
他にもたくさん職員はいるのに、入ってきたのが、まさかの本人とは。
一瞬でシルクハットをとるはめになった（笑）

シルクハットぞくの一員になるのは、ほんと難しいが、私はまだ諦めてはいない。

声に出して読みたくなるお話しでした。

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What do you imagine when you hear "Silk hat tribe comes at 1:00 am"?

At first, I was a bit confused by the title, since it seemed that the 3 words, silk hat, tribe (in JP, "zoku"), and 1:00 am, had nothing to do each other.
But at the same time, it inspired me so that I couldn't help opening the book.

One day, I've got the chance to be "silk hat zoku" at my company. However, it failed!!
Though it is quite difficult to help others without noticed, I'll never give up lol.

Thanks:)

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＜出版社からの内容紹介＞
シルクハットぞくは、夜中の１時にやってくる。
空をとんで、窓のすきまをするりとぬけて、
ぐっすり寝ている人のまくらもとに立つ。
そうして、ふとんのはじっこをそっと持つと…。
いったい、何をするのかな？
「（シルクハットは）うちにもくるの？」「ほんとにいるの？」
「いないよー」「いるかもしれないよ」と、子どもたちに大反響！　
ちょっぴり不思議な、おやすみ前の絵本。（絵本ナビより）

発行日： 2012年05月01日
ISBN： 9784494007592

3歳～
19.1×26.6cm　32頁