てつがくのライオン

てつがくのライオン
文　工藤直子
絵　長新太
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てつがくをしているライオンの様子がクスッと笑えるお話し。

哲学って、奥深くてなんだか難しいと思っていたけど、美しいものを見て、ただ美しいと感じるだけで良しとするなら、
普段の生活の中で悩ましいことが起きたとしても、あまり難しく考えなくても良いかもとさえ思えてくる。

美味しいものは、ただ美味しい。
楽しいことは、ただ楽しい。
綺麗なものは、ただ綺麗。
愛おしいものは、ただ愛おしい。

そこに理由はなくていい、ただ感じるだけ。

夕焼けの空をただ眺めてみたくなるお話しでした。

===== English follows =====
Tetsugaku no Lion
Authur: Naoko Kudo
Picture: Shinta Cho

A story that gives you a delighted giggle at the lion philosopher.

Before I met this, philosophy had seemed somewhat complicating and difficult. However, this book says you can just feel it without any diffcult thoughts when you see something.

In my daily life, I know that I don't have to think too hard, even if something troublesome happens.

Delicious things are just delicious.
Fun is just fun.
Beautiful things are just beautiful.
What is dear is just dear.

There doesn't have to be a reason, just feel it.

I don't know why but this book made me want to just look at the sunset sky.
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＜出版社からの内容紹介＞　※絵本ナビより
ここでしか読めない、奇跡のコラボレーションが実現！
雑誌「飛ぶ教室」のパイロット版（創刊0号）に掲載された伝説の作品が、
新たな装丁で、今よみがえる！
自分だけの一冊として、大切な人へのプレゼントにも！

ライオンは「てつがく」が気に入っている。
かたつむりが、ライオンというのは獣の王で哲学的な様子をしているものだ　
と教えてくれたからだ。
きょうライオンは「てつがくてき」になろうと思った。

中学校1年生の国語教科書にも掲載されている、工藤直子を代表する詩「てつがくのライオン」に、
長新太がイラストを加えた作品が存在した!?
雑誌のパイロット版掲載という、一般には出回ることのなかった作品が、
33年ぶりにあたらしい作品としてよみがえります。
名作を、もう一度読み返してみませんか？
対象年齢は小学校中学年～中学生向けですが、ある意味「大人向け」ともいえる、奥の深い作品です。

発行日： 2014年12月20日
ISBN： 9784835451428

小学校中学年～中学生向け
190×166mm・上製/24 頁